質問通告内容
- 会議名
- 平成29年 2月定例会
- 質問日
- 平成29年3月3日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 大石信生 (日本共産党)
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内容
標題1.病院患者給食「委託」には、市民の理解が得られるか
患者給食委託に大義はない。「委託理由」、「委託のメリット」、「委託の原因」など、答弁は大方くつがえり、破たんしているのではないか。
(1) 市長と病院事業管理者の「委託理由」を、市民は納得できるか。
市長答弁「安定的な給食を供給できる体制」、病院事業管理者答弁「患者給食の継続性の確保」。「理由」は、つまるところたったこれだけである。これらを自力でやることが出来ないほど、藤枝市は弱体化したまちなのか。これが出来ないほど力がない市とは、市民は誰も思っていないのではないか。『選ばれるまち』は「人」に依るのであり、この程度の人の配置が不可能ということはない筈だ。これでは『選ばれるまち』というアイデンティティーが崩壊してしまうのではないか。
(2) 「委託のメリット」は「病棟の栄養指導の正常化」としたが、「委託」と絡めるのが正しいか。
この答弁も市民を納得させ得ない。「病棟の栄養指導の正常化」は、そもそも「委託」とは関係なく、必要人員が確保されなければならないのではないか。同様に調理現場にも必要な人員配置がされなければならないのではないか。これは執行責任の問題ではないか。その両方が放置されてきたことで、管理能力が問われるという問題ではないか。
(3) 「人手不足」の原因は、ほかならぬ市と病院がつくり出したものではないか。
お二人は「深刻な人手不足」を「委託」の原因に挙げたが、市と病院による「三つの重大な誤り」がつくり出したものではないのか。
@現業職員の新規採用を長期にしてこなかった誤り。
A職員数の少なさ全国ワースト・スリーという誤り。
B現場に必要なのは「栄養士」なのに「調理師」としてきた決定的な誤り。
(4) 「委託」により患者・市民、病院、市に多くの損害が出ることは、最早誤魔化せないのではないか。
(5) 病院当局の特定業者との対応という手法は、「官製談合防止法」に抵触し、正当な競争を阻害するものとなっていないか。