質問通告内容
- 会議名
- 令和元年11月定例会
- 質問日
- 令和元年12月4日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 大石信生 (日本共産党)
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内容
標題1:非核平和都市宣言塔の再建について
国連が「核兵器禁止条約」を締結し、人類史上、核兵器が初めて「悪」とされた世紀において、「平和首長会議」に名を連ねている本市として、「藤枝市非核平和都市宣言塔」を再建することは、きわめて重要な課題だと考える。
(1) 「平和首長会議」加盟の意義について
世界153か国(地域)、7,847都市が加盟し、我が国でも1,732の地方自治体首長が参加している「平和首長会議」に市長が参加していることを評価するものであるが、市長は加盟の意義をどのように考えているか。
(2) 「藤枝市非核平和都市宣言」の意義と評価について
格調高く、優れた内容をもつ「宣言」と考えるが、市長の見解を伺う。
(3) 「藤枝市非核平和都市宣言塔」撤去の経過と再建計画について
市民会館の耐震・リニューアル工事で撤去されたが、再建計画はどうなっていたか。
(4) 再建の必要性とこれが市役所に再建されなければならない理由について
@再建は、必要ではないか。
A私は行政視察などで他自治体を訪れたとき「非核平和都市宣言塔」がまず目につく。これが建てられていない自治体は「非核平和都市宣言」をしていない自治体のように思える。だから市役所内に再建されていないことは、藤枝市がいまだ「藤枝市非核平和都市宣言」をしていないまちというメッセージを発信し続けていることにならないか。
B市内の平和団体の中で、市役所敷地内に再建か、市運動公園に再建かで議論が分かれ、このこともあって再建が進まないかのように見えるが、市役所に再建することは絶対条件であって、二者択一論は少し違うのではないか。
C市運動公園にもつくることは結構であり、主要道路に建てられることも必要である(複数設置)。まず市役所に万難を排して再建すべきであるが、その場合、市役所敷地内は埋設物があって基礎に制約があって高さが制限されることもあると聞く。十分な高さが確保できなくとも市役所には再建し、その場合は市役所南館に大きなものを立てるという選択肢もあるのではないか。
標題2:市立病院患者給食 第二期業務委託について
現契約が終了する来年4月からの病院患者給食の業務委託について、病院当局は本年8月1日に公募型プロポーザル方式で入札の公告を行った。
これに対し、いま給食業務を請け負っている潟Oリーンハウス1社が8月8日に参加申込書を提出したが、選定審査の中心である企画提案書を期限である9月3日までに提出しなかった。やむなく病院は提出期限を異例の10月3日まで1か月間延長して提出を待ったが、この日にも提出されず、その後も提出されていない。(質門通告締切の11月19日現在)
(1) この状況をどう受け止めたら良いのか。
(来年4月からの患者への給食提供が困難に直面していること。3年間の債務負担行為は、減額補正になること)。
(2) 当面の対応を、どのように考えているか。
(3) 委託が始まった2018年4月から現在までの委託の状況は、「安定」とは言えない連続ではなかったか。
(4) 一方、委託先である病院給食業界の事情も、管理栄養士や調理師などの人手不足を始め、価格で競争しても契約をとるという「競争の時代」ではなく、割が合わない契約先から撤退する事例も増えているということが業界誌に出ている。少なくとも「委託万能」ではないことが、この間の貴重な経験で良くわかったということではないか。
(5) 民間の大きな病院は、困難でも直営を維持していると聞く。もし委託の方が良いなら民間こそ委託になるのではないか。それを民間病院がやらないで頑張っているというのは、本来直営が病院給食の基本であること、困難はあっても財政的にもその方が良いこと、ではないか。
一方公立病院の多くが残念ながら委託方式になってしまったのは、国の人事政策である新規現業職員雇止めによって、給食正規職員が少なくなってしまったということが大きく影響しているのではないか。
(6) いずれにしても立場の違いを超えて、病院給食のあり方を、市民全体であらゆる角度から、冷静・真剣に考えることが必要と思うがどうか。