質問通告内容
- 会議名
- 令和2年藤枝市議会定例会9月定例月議会
- 質問日
- 令和2年9月10日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 岡村好男 (市民クラブ)
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内容
標題1:大井川焼津藤枝スマートIC周辺のまちづくりについて
私は、平成30年の6月議会で、焼津市が上泉地区で進める大規模商業施設を核とする土地利用構想について、国策として進めるコンパクトシティ化に反する取組であることを危惧し質問をいたしました。この質問に対し当局は、「広域のまちづくりに大きく影響するものであり、焼津市と協議を重ねるとともに、県に対しても藤枝市としての考えを伝えている」との答弁がありました。
また、焼津市は開発に向けて農業調整を行っているとのことだったが、その後、地元農業者等が中心となり、スマートIC周辺のまちづくり計画について反対意見書が県や焼津市に提出され、計画は白紙になったと聞いていました。
ところが焼津市議会の2月定例会によると、31年から上泉・相川地区で、再び意見交換会やまちづくり勉強会が進められ、藤枝市との協議の中では、このことについて藤枝市からは「特段の意見はない」との答弁があったとのことです。聞くところによると、現在、区画整理事業の実施に向けて準備組合の設立が進められているようです。
コロナ禍により生活や仕事の仕方が変わり、民間需要も減退し、島田市の旧金谷中跡地のアウトレットモール計画も白紙撤回される中、焼津市では土地利用構想が依然着々と進んでいるようであり、市町連携の精神にも反すると思うが、こうした状況について市の見解を以下2点伺います。
(1) 現在の焼津市の土地利用に関する動きと、(焼津市議会一般質問の中で、藤枝市からは特段の意見はないとの答弁があったが)藤枝市としての見解と対応を伺います。
(2) 計画地周辺は優良農地であり、反対意見書を出した地権者も、これを守りたいという気持ちが強い。一方で、昨今の台風や集中豪雨では下流域の田中川、泉川で氾濫・浸水が発生しており、開発によって、より農地の有する調整池機能も失われるし、また、この地域は自治会要望にあるように、激しい交通渋滞の問題等々、今後の本市も含めたスマートIC周辺の土地利用に関する考えを伺います。
標題2:自然災害と感染症の複合災害対策について
本年7月は、熊本県南部を流れる球磨川の堤防の決壊と氾濫、また東北地方においても最上川の氾濫等々、豪雨が相次ぎそれぞれの地点で観測史上1位の雨量を記録し、80名を超える尊い人命が、浸水や土砂崩れの犠牲となりました。
地球温暖化が進む中、ここ数年の線状降水帯の出現により、豪雨災害のリスクが高まる一方で、新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中での、球磨川、最上川の氾濫などを教訓に、今や予算上の問題はあるとしても、本市の中小河川整備は喫緊の課題であります。
一方で、多くの人が身を寄せる避難場所のコロナ感染対策等々、これから台風など本格的な出水期を迎え、コロナウイルス感染症を盛り込んだ災害時の対策について以下3点について伺う。
(1) 新型コロナ禍の本年7月豪雨は、幸いにも本市においての被災状況は軽微であったが、昨年の台風19号での被災にあった床上浸水30件、床下浸水52件の地域における対策状況について伺う。
(2) 今回の記録的豪雨によって特養やグループホームなど多くの高齢者施設が被災にあったが、本市で危険地域に立地する高齢者入所施設の数と避難を含めた安全性は確保されているのか伺う。
(3) コロナまん延期に大型台風が接近したとの想定で、本市においては5月25日避難所開設訓練を実施されたが、その訓練を踏まえ8月30日に高洲中学校で実施する訓練を、どのように行ったか伺う。