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質問通告内容

会議名
令和2年藤枝市議会定例会11月定例月議会
質問日
令和2年12月3日
区分
一般質問
議員名
遠藤久仁雄 (志太創生会)
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内容

標題1:発達に課題がある子どもへの支援と環境を考える

 発達に課題がある児童を社会全体で温かく受け入れ、特に教育と福祉、医療の分野を中心に、私たちはどんな状況にあっても当たり前のように手を差し伸べることができる社会を目指さねばならないと考える。
 幸い藤枝市では地域の事情を配慮し、ほとんどの小中学校に特別支援学級を開設し、子供たちと保護者の期待に応えようと努めている。手厚い対応を行っているが、今回特に視点を当てて考えてもらいたいのは、小学校就学前の幼児教育についてである。幼児教育の重要さは言うまでもないが、この時期に言語能力を獲得し、人格形成にも大きくかかわってくる。小中学校の教育に目を奪われがちだが、教育の本質はこの幼児期にあると思われる。
 以下、幼児を取り巻く環境を中心に質問を行う。

(1) 令和元年11月から開始した藤枝版サポートファイル「そらいろ」には、発達に課題がある児童の情報やこれまでの支援情報がファイル形式で記録保存されている。非常に有効なファイルと思われるので今後普及を図りたいが、これまでの取り組みの手応えについて伺う。

(2) 就学前の「ことばの教室」は、保護者にとっても身近で分かりやすい事業だと思われる。今後さらに拡大する計画があるのか伺う。関連して、小学校児童にも好評な通級指導教室の通所年数制限は時代遅れと思われる。制限を取り除いていただきたいと考えるが如何か?

(3) 就園前の発達支援の検査は、十分に効果をあげているか。それ以外での相談の状況はどうであるか。

(4) 発達に課題のある児童が在籍している施設(幼稚園、保育園、認定こども園等)に対しては、財政支援を行っている。このような児童の受け入れについて、子ども発達支援センターと児童課で、どのような連携で幼稚園、こども園、保育園等に紹介をしているのか伺う。

標題2:玉石の不思議に思いを寄せて

 市内では、山間部で不思議な丸い形をした自然石の「玉石」が見かけられる。実はこの石は当地では昔から珍重されていて、岡部町朝比奈地区の玉取(たまとり)の地名の由来になったという話もある。主に玉取地区からさらに奥へと朝比奈川を遡った小布杉地区にかけて数多く見られた。しかし注意して他の河川にも目をやると、市内の葉梨川や瀬戸川沿いでも大切に保存されているのが分かる。
 この玉石に関しては、玉取にある朝比奈活性化施設「たまゆら」に足を運んでいただくと、市内最大規模の玉石が展示されており、度肝を抜かれるような気持になる。ぜひ一度、ご覧になっていただきたいと思います。
 玉石は海底の凹地に砂泥物が堆積して石になっていくのだが、その時に動植物の化石が核となり、それに炭酸カルシウム(CaCO3)が付着する。するとこれに次々と新たな結晶物質が中心に向かい均等に付着するようになる。(出典は広島大学狩野彰宏先生、静岡大学狩野謙一先生、焼津市西沢良夫様)
 語れば尽きないが、この玉石の神秘さ、自然の造形による美しさを感じ取っていただき、郷土を愛する思いにつながってもらえたらと思い質問する。

(1) 市は玉石についての市民の興味関心を、現時点でどのように捉えているか伺う。

(2) この石の魅力や不思議さについて、今後市民に紹介しようという考えをお持ちか伺う。

(3) 市内で今後着手される国道一号線バイパス建設工事で、トンネルの掘削に伴い玉石が出現する可能性が考えられる。玉石が出現した場合の処置について伺う。
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