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質問通告内容

会議名
令和3年藤枝市議会定例会6月定例月議会
質問日
令和3年6月15日
区分
一般質問
議員名
遠藤久仁雄 (志太創生会)
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内容

標題1:ハンセン病から学ばねばならぬ私たち藤枝市民

 安全・安心で暮らしやすいまち「ふじえだ」。先人たちが藤枝の自然や歴史を愛し、ここに暮らす人々のためにコミュニティーを築いてくれた。そしてその成果を今、私たちが享受している。
 さて私は、2年前の6月議会で、郷土の俳人「村越化石」を取り上げ一般質問を行った。ハンセン病のため16歳で郷里を離れ、群馬県草津の療養所で生活を続けた氏は、俳句に出会うことにより自分を表現する術を得て、力強い生き方を貫き通すのである。氏が64年ぶりに郷里の岡部町に迎えられたことは、ハンセン病と闘った氏にとっても、藤枝市の歴史にとっても、また特にハンセン病を考えるうえで大変意義のある事であった。今回の質問では、2年前の一般質問の答弁の中から、その検証に迫りたい。
 さらに本市出身のハンセン病患者であり、語り部活動を行っている「山内きみ江」さんからの要望をお伝えし、併せて質問をする。

(1) 市主催の「村越化石俳句大会」の、その後の状況は如何か。主催者としてどのような働きかけを行い、その成果は現れているのか伺う。

(2) 玉露の里には立派な石碑が建立されているが、残念ながら来訪者の多くはその存在に気付かないでいる。目立つように改善するよう申し上げたつもりだったが、未だ工夫が見られないのはなぜか伺う。

(3) 生前の村越化石を収録したDVD「心眼」の視聴を、各校で行うとの答弁であったが、その後の取組と子どもたちの反応等について伺う。

(4) 2022年は、村越化石生誕100周年である。これを期して市民に働きかけをするとのことであったが、計画はどこまで進んでいるのか伺う。

(5) ハンセン病にかかった人は、社会からいじめや差別を受けた。真実が分かっても、社会の目は一向に改善されなかった。現在でも依然としてこのようないわれのない各種の偏見が根付いている。特に一年前からのコロナ罹患者に対する市民の態度をどうとらえるか。市の考えを伺う。

(6) 山内きみ江さんご夫妻を収録した映画「凱歌」が、本年完成した。この映画を市内で上映することを提案したい。また、きみ江さんと市民が触れ合う機会を実現したいと考えるが如何か。市の考えを伺う。
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