質問通告内容
- 会議名
- 令和3年藤枝市議会定例会11月定例月議会
- 質問日
- 令和3年12月3日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 大石保幸 (公明党)
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内容
標題1:移動に関する施策について
新型コロナウイルス感染症の感染が拡大し始めて以降、感染防止対策として外出自粛や三密回避、移動制限などが行われました。また、様々な地域でのイベントも中止を余儀なくされましたが、季節ごとの行事や人々が移動し交流することの大切さを再認識させられることにもなりました。
さて、私は過去の議会で高齢者の移動や道の駅などについて質問をしておりますが、今回は市民の移動に関わる施策に関連して4点伺います。
(1) 藤枝市地域公共交通計画について
移動を担う大きな柱に公共交通機関が挙げられますが、多くの自治体が運営に関して課題を抱えているのではないでしょうか。
本市においては市民への調査を実施し様々な検討を経て本年6月に「藤枝市地域公共交通計画」が公表されました。
勿論、公共交通機関のみで市民の移動を補えるものではありませんので計画の中には公共交通を補完する移動手段も掲載されています。しかし、掲載はされていても既に実施されていないものもあります。
コロナ禍で公共交通機関は大きな打撃を受け、日本バス協会が10月には全国紙に先月には静岡新聞紙上に「バスのない世界を、考えてみて下さい」というタイトルで意見広告を出しておりました。
「藤枝市地域公共交通計画」は新型コロナ感染が拡大している期間にコロナ後も見据えた上で計画を策定することとなりご苦労も多かったことと思いますが、計画が公表されてから半年ほどの中で変化も起きておりますので、地域公共交通に対するご所見を伺います。
(2) 出かけっCAR事業について
「藤枝市地域公共交通計画」の中で公共交通を補完する移動手段として掲載されているのが、地域が主体となって高齢者の移動・買い物支援をされている「地域支え合い出かけっCARサービス支援事業」です。西益津地区から始まり順次実施する地区が拡大されてきましたが、コロナ禍においては事業の実施には苦慮されたことと思います。
「藤枝市第6次総合計画」でもこの事業については記載があり、そこでは実施地区の目標値を7地区としています。
実施している地域ごとに違いがあると思いますが、現在の課題と目標に向けた取り組みについて伺います。
(3) 道路関連施設整備の全体構想について
先ごろ「藤枝市北部地域活性化(道の駅)全体構想」が示されました。そこでは現在開設されている「宇津ノ谷峠と玉露の里の道の駅」及び開設の予定が公表されている「道の駅(仮)せとや」に加えて新たに「道の駅(仮)かりやど」の開設が示されました。
北部地域にそれぞれ特色を持たせた道の駅が開設されることにより地域の活性化にも寄与することを期待するものですが、私は以前、谷稲葉の「うぐいすパーキング」の利活用についての質問をしてありますので、市全体の構想を示すことは可能か伺います。
(4) 電動アシスト自転車購入への補助について
「藤枝市地域公共交通計画」の策定にあたっては、昨年「市民の日常生活における外出状況や公共交通の利用状況、需要、将来の方向性等に関する調査」が実施されました。
その調査の結果、「通勤、通学、通院、買い物」での移動手段において最も多く利用されているのは「自動車・バイク」でしたが、全ての項目で路線バスよりも自転車の比率が上回っていました。
地域の移動を担う交通機関として路線バス、自主運行バスの利用促進については「藤枝市地域公共交通計画」にも盛り込まれている様に今後も続けていく必要がありますが、公共交通機関の移動を補完する手段として自転車も欠かせない存在だと思います。
実際、コロナ禍での新しい生活様式の中で通勤での密を避けることや健康志向から自転車が見直され需要が増えています。また、自転車は環境にも優しい移動手段であり、電動アシスト自転車購入の補助を実施する自治体は徐々に増えてきました。
補助にあたっての条件については今後検討をしていただきたいと思いますが、本市においても、まずは免許証返納者に対する返納後の移動手段の選択肢を増やす意味から電動アシスト自転車購入の補助制度を実施されてはどうかと思いますので、お考えを伺います。