質問通告内容
- 会議名
- 令和4年藤枝市議会定例会2月定例月議会
- 質問日
- 令和4年3月2日
- 区分
- 代表質問
- 議員名
- 鈴木岳幸 (市民クラブ)
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内容
標題1:令和4年度予算と市政の運営について
令和4年度の当初予算案が示されましたが、一般会計は過去最大となり、市当局の意欲を感じております。
現在、コロナにより疲弊した経済や生活状況は、市民に重くのしかかっており、様々な課題の解決に向けては官民挙げての取り組みが必要であり、市民からの行政への期待は非常に高まっております。そこで、先日示された令和4年度当初予算案について、お尋ねいたします。
(1) 令和4年度の重点方針について
@ 「アフター・ポストコロナへの成長基盤の構築」があげられていますが、疲弊した市内の経済・市民の生活を立て直すための、即効性のある景気・経済対策はどのように考えているか、伺います。
A 「抜本的な人口対策・少子化対策」について、市長はここ数年、人口減少対策こそが、最大の課題であるとの認識を示し、施策を展開していくとの決意を表していましたが、これまでの取り組みが奏功しているとは言い切れない状況が続いています。現在の状況と、今後の取り組みについて、伺います。
また、社会増よりも自然増を主目的として、出産時の負担軽減、出産祝い金、子育て支援金等の出生数増加策に取り組む自治体も多くありますが、それらの取り組みについて、藤枝市ではどの程度行うことができているか、今後同様の施策を考えられるか、あわせて伺います。
B 「すべての領域への「デジタル」「グリーン」導入」とは、どのような施策に反映させることができるか、伺います。
C 「地域コミュニティの活性化」とは、一番身近なところで考えると、町内会やご近所づきあいの活性化であると考えますが、市の見解について、伺います。
「社会的孤立」という言葉が、人類の新たなる脅威として取り上げられることもある現代において、「地域コミュニティの活性化」を重点方針に掲げたことはたいへん有意義であると考えます。コロナ禍により、市民のふれあいは、公私ともどもに減少していますが、孤立者を無くすための取り組みは、どのように展開していくか、伺います。
(2) 令和4年度の重点戦略として
・コンパクト+ネットワークのまちを創る、
・産業としごとを創る、
・ひとの流れを創る、
・健やかに暮らし活躍できるまちを創る、
との4項目が立てられており、そしてこれらにかかる重点戦略事業が63項目挙げられていますが、これら4点の重点戦略を実施していくうえで、最も重要視する重点戦略事業はそれぞれどの項目であるか、またその実現の見通しについてはどのように考えているか、伺います。
(3) 当初予算の概要でも示されているように、市債残高は臨時財政対策債等をのぞき、最大の時から約半分にまで削減されており、実質公債費比率の減少と合わせて、財政基盤の強化が着実に進んでいることは高く評価できますが、ここ数年は減少ペースが鈍化しています。今後の市債残高と実質公債費比率の減少に向けた方針と見通しについて、伺います。
(4) 藤枝市は古来より交通の要衝であったため、多くの人が行きかい、それによって市内の経済は発展してきたと言えます。しかし人の移動の多さに対して、道路の整備が追い付かず、いたるところで慢性的な渋滞が発生しています。市内の渋滞対策の来年度の取り組みについて、伺います。
(5) 公共施設の更新計画について。市庁舎や給食センター、市民プール、各地区の交流センターなど、老朽化による更新時期が迫っている施設はどれほどあり、その計画はどのように考えているか、伺います。
(6) 長く続くコロナ禍により、従前より生活苦にあえいでいた方々の暮らしはさらに厳しいものへと追い込まれています。生活困窮者、女性の貧困、子どもの貧困問題など、社会的弱者への対策はどのように考えているか、伺います。
(7) スポーツ振興はどのように考えているか。今年度は、夏季の東京オリンピック・パラリンピック、冬季の北京オリンピック・パラリンピックが開催されたが、市民の健康増進、交流促進のためにも、様々なスポーツに対して、振興策を展開すべきと考えるがどうか、伺います。
(8) 職員の多忙化解消・適正配置について、どのように考えているか。来年度は、職員の増員も行われるとのことだが、それにより、過重勤務、多忙化が解消されるか、と同時に市民サービスの充実にどれほど寄与するか、伺います。
標題2:4K施策について
北村市政の柱ともいうべき、健康、教育、環境、交通安全危機管理の日本一を目指す「4K施策」は、様々な取り組みを展開し、コロナ前には全国からも視察が多く訪れる、とても評価の高い取り組みであると言えます。これらの取り組みは、今後も継続して行っていくべきものであり、手綱を緩めてしまう事のないように行っていただきたく、以下の質問をいたします。
(1) 健康予防日本一に向けた取り組みにおいて、日本一を目指す指標として、平均寿命と、各種のがん検診率を挙げているが、「元気で長生きな市民が日本一多い」ことを目指すと基本理念で述べているように、「元気で長生きピンピンコロリ」は幸せな人生の好例です。そのため、健康寿命の延伸を目標に入れることを検討すべきと考えます。健康寿命の指標は、都道府県と政令市くらいしか調査報告が無く、指標目標とすることはそぐわないのかもしれませんが、令和3年策定の『元気ふじえだ健やかプラン』でも健康寿命を伸ばすことを呼びかけており、「健康寿命日本一」も目標の一つに追加すべきと考えますが、お考えを伺います。
(2) 教育日本一に向けた施策課題について
@ ICT環境整備について、藤枝市は他市に比べると先進的であると言えますが、今後の更なる充実について、伺います。
A 教員の多忙化解消について、昨今の取り組みにより大分進んでいると考えますが、現在その効果はどれほど得られているか、また、来年度以降の、取り組みはどのように行うか、伺います。
B 給食について、新たな給食センターの計画はどのように考えているか、また、栄養教諭による食育指導の充実は十分に図られているか、職員配置の増加なども必要ではないか、次年度以降の方向性についても伺います。
(3) 環境日本一に向けた施策の一つとして、来年度には「自然環境保全担当」を新設するとのことですが、どのような職務を担う事になるか、伺います。
(4) 交通安全日本一に向けた施策はどのように考えているか、特に通学路の安全確保、飲酒運転の撲滅、運転マナーの向上について、効果的な取り組みは出来ているか、今後の取り組み方とともに伺います。