質問通告内容
- 会議名
- 令和4年藤枝市議会定例会9月定例月議会
- 質問日
- 令和4年9月7日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 川島美希子 (藤のまち未来)
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内容
標題1:中学校部活動の地域移行について
今、全国の中学校の部活動が、大きな転換期に差し掛かっています。6月にスポーツ庁の有識者会議で取りまとめられた「運動部活動の地域移行に関する検討会議提言」の概要では、令和5年度から令和7年度を目途に、休日の運動部活動から段階的に地域へ移行していくとの方針が示されました。また同様に文化庁も8月に入り、吹奏楽や合唱、演劇など公立中学校の文化系部活の指導を、令和7年度までに休日は地域団体へ委ねるべきだとの提言がなされました。
部活動の醍醐味は、志を同じにする生徒が学級学年の枠を超え、一つの目標に向かい努力する中で、数多くの貴重な体験を積み重ねることが出来ることだと思います。教科書の学習だけでは学ぶことが出来ない、対人関係やルールを守ることなどを体得できます。子を持つ親としても、子どもの意思を尊重し、精一杯応援してやりたいです。
休日の部活動を地域へ移行するという試みは、第一に中学校教員の長時間勤務を解消しようという目的があると思います。これにより多くの成果が生まれるでしょうが、他方で新たな問題が生ずることも考えられます。この機会を活かし、教員にも生徒にも喜ばれるような地域への移行を進めたいものです。
以下、質問をさせていただきます。
(1) 現在部活加入は任意である事、また生徒数の減少により存続できない部活があるようです。おおよそ何%の生徒が部活に加入していますか。あわせて現状と課題についても伺います。
(2) 本市は、かつて「学校の働き方改革を踏まえた部活動の在り方」の研究に取り組みました。本市も含め、近隣で地域に移行した部活動を行っている市町はありますか、伺います。
(3) 部活動の地域への移行が実現した場合、生徒・教員の双方にどんな効果が生まれるとお考えですか。またそのために解決しなければならない問題は何でしょうか、伺います。
(4) 部活動の地域移行については、生徒も保護者も注目しています。当事者である生徒のことを思いどのようなことを大切にして、この改革を進めていくのか、本市の考えを伺います。
標題2:子供から高齢者まで安心して生活できるための交通ネットワークの充実について
都市が魅力的なものとなるには、都市機能の集積性と都市拠点などを結ぶネットワークの充実が欠かせません。本市でも、「藤枝型コンパクト+ネットワーク」を掲げ、交通ネットワークの充実に取り組んでいます。中でも、今年2月に開設されたバス停型乗合タクシー「五十海市立総合病院線」のような乗合タクシーは、通院、通学、通勤、買い物、公共施設、金融機関などへの交通手段として利用でき、輸送ニーズの多様化に対応できる小型の輸送手段として、効率的で効果的な輸送ができる手法であると思います。このような乗合タクシーによって、子供から高齢者まで安心して利用できる交通ネットワークが充実したものとなります。市民の皆様の生活が今以上に便利になることを願い、以下の質問をします。
(1) 開設した「五十海市立総合病院線」のような乗合タクシーの成果について、地域住民の反応も含めて伺います。
(2) 更なる路線の充実が望まれますが、今後の展開について伺います。