質問通告内容
- 会議名
- 令和5年6月藤枝市議会定例月議会
- 質問日
- 令和5年6月14日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 大石保幸 (公明党)
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内容
標題1:環境行動都市への取り組みについて
藤枝市民の環境への意識は高く、環自協(藤枝市環境衛生自治推進協会)の皆様をはじめとして様々な団体が環境美化活動に取り組んでいただいていることに感謝申し上げます。
本市の環境基本計画も令和12年度までの10年間を期間とする第3次計画が令和3年4月から始まっており、10年の計画も5年程度を目途に見直しを行うとしています。その意味では今年度・令和5年度は第3次計画の前半5年の中間にあたる年ともいえます。
環境対策及び地球温暖化対策への取り組みは、GX(グリーントランスフォーメーション)が注目をされ国も積極的に推進していることから、ここ数年で大きく変化をしてきています。
本市の第3次環境基本計画では目指す将来像を「未来に続く 持続可能な環境行動都市・ふじえだ」とし、サブタイトルとして、〜“もったいない”で市民がつくる環境日本一のまち〜と掲げておりますが、この計画に関連して伺います。
(1) 環境行動への評価と今後の展開について
第3次計画が記載されている資料の中には令和3年3月で終了した第2次後期計画の評価が掲載されておりますが、1〜4まである基本目標の4番に「みんなで考え行動するまちづくり」を掲げ、目標とその評価を示しています。
この基本目標は第3次計画にも引き継がれていますが、第3次計画のスタートしたタイミングは新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっていた時期であったことから、計画に明記していても現実には事業を実行することが難しい状況であり、ご苦労があったことと思います。
そこで、スタートして最初の2年間である令和3年度・4年度における環境行動に関連する基本目標4についての評価と今後の展開について伺います。
(2) 高校生のハワイ研修について
環境教育の取り組みとして実施されていた高校生によるハワイ州への研修ですが、参加した高校生にとっては、とても大きなインパクトがあり、その後の進路の選択にも影響を与えたと伺っております。
限られた参加人数ではありますが高校生にとって貴重な場となっていた研修もコロナ禍で実施できていませんでした。また、民間企業のバックアップもこの研修を支えていました。
環境人材の育成に大きく貢献をしていた研修だと評価をしておりますので、今後の方向性について伺います。
(3) 環境行動を促すアプリの導入について
環境基本計画に示されている目指す将来像のサブタイトルに「市民がつくる」とあり、多くの市民の方は藤枝市の生活環境、地域環境の保全にご協力をしていただいています。
その環境行動を見える化するとともに楽しんで行動していただけるアプリケーションが注目されており、その中でもごみ拾い共有アプリ「ピリカ」はすでに118の国と地域で利用され、世界では累計約3億個のゴミを拾ったと投稿されています。
また、そのアプリがダウンロードされたスマートフォンを車のダッシュボードに取り付けて道路を撮影しながら車を走らせると道路に落ちているゴミの検出に利用することも可能です。
環境行動都市を将来像として掲げる本市だからこそ、市民への行動を促すこのアプリの導入を提案したいと思いますが、お考えを伺います。
標題2:健康・予防(子宮頸がん)への取り組みについて
8年余りにわたって積極的な勧奨が推進されて来なかった子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)接種ですが、昨年4月より積極的な勧奨が再開をされました。
子宮頸がんについては、2020年に開催されたWHO(世界保健機関)の最高意思決定の場である「世界保健総会」で、がんの世界戦略が合意されましたが、その中には「子宮頸がんのない世界」を実現していくためのビジョンが示され、2030年までの数値目標も明記されました。
また、日本においては本年3月「第4期がん対策推進基本計画」が閣議決定され、新たな目標も示されたところです。
私は平成25年6月議会で子宮頸がんに関連して質問をしておりますが、その年からワクチン接種の勧奨がされなくなりました。再開から1年余りが経過いたしましたので改めて伺います。
(1) 子宮頸がんワクチン接種の再開に関連して
平成25年6月議会の質問では、ワクチン接種によって副反応の出た市民の方はおられたのか伺いましたが、市内では重篤な副反応の報告はないとの答弁でした。しかし、ワクチン接種後の副反応を訴える方が各地におられたことから、国や自治体が接種勧奨を控えたこともあり本来接種すべき世代の女性が受けることを躊躇する期間が発生してしまいました。
昨年度からワクチン接種が再開をされましたが、再開に際して市民の方からの問い合わせはあったのか、それはどの様な内容だったのか、また、再開されたワクチン接種を受けて副反応を訴えてこられた方がおられたのか伺います。
(2) 再開後の接種率について
ワクチン接種後の副反応については当時マスコミ等でも大きく報道されました。そのワクチンの接種が再開されたと言っても対象となる女性の皆さんにとっては疑心暗鬼のお気持ちもあろうかと思います。そこで再開された令和4年度の国、県、本市のワクチン接種率について伺います。
(3) 男性へのワクチン接種について
あくまでも女性への接種率向上が最優先ではありますが、女性が子宮頸がんを罹患する原因の中には男性が起因している場合のあることが確認されています。
世界でいち早く子宮頸がんの排除が実現できそうな国の一つと言われているオーストラリアでは2013年から男性へのワクチン接種を実施しています。
日本の地方自治体でもまだ数は少ないですが男性へのワクチン接種を実施する自治体が出てきました。
静岡県内で実施を始めたという自治体は聞いていませんが、「健康・予防日本一」を掲げている本市こそ県下初で始められてはいかがかと思いますので、市長のご所見を伺います。