質問通告内容
- 会議名
- 令和5年11月藤枝市議会定例月議会
- 質問日
- 令和5年12月1日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 石井通春 (日本共産党)
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内容
標題1:基準値超のヒ素とセレンが検出 道の駅かりやど建設中断を
10月25日、仮宿クリーンセンター対策委員会に対し、国交省静岡国道事務所が要対策土埋立地から基準値を超えるヒ素とセレンが公共用水域に漏出する事故が発生したと驚きの報告を行った。
具体的には、埋立地西北側に設けられている沈砂池に流入した雨水等から、8月8日に採水による水質検査で、基準値の20倍ものセレンが検出され、どこから漏出したのかを特定するため、地表水と排水層からの排水、要対策度からの排水それぞれの検査を9月6日に実施した所、環境基準値の1.4倍のヒ素、24倍のセレンが検出されたという。広い、大きなシートを何枚も使って要対策土を覆っていたが、隙間等から雨水が侵入した事が原因であるという。
この時期、まとまった降雨があり、その間、ヒ素やセレンが公共用水域に放出されたという重大な事故である。
しかも、国土交通省から市に報告があったのは、事故から一か月以上経過した10月16日である。
「ベントナイト混合土」で包み込むから大丈夫だという、国の言うがまま市も答弁を繰り返してきたが、その前提が崩れた。
排水量も不明、9月下旬から処分場に運んでいるとしているが、その水量や処分場の所在等も一切不明、このような状況下で、造成工事を進めていく事は許されるものではない。工事は継続すべきではない。一旦中断し、中止を含めて検討をすべきではないか。
標題2:なんのために、市内4つの道の駅か
1:総事業費はいくらか
@道の駅せとや
A道の駅かりやど、
2:利用者数の見込について
地形的利点として、富士山静岡空港、国一バイパス、新東名、など、陸海空に開けた広域アクセスが整備されている点を挙げているが、それによってどれだけの利用者数があると見込んでいるのか。
3:北部地域の課題克服について
あらたに2か所新設する事によって、北部地域の課題、特に人口減少、少子高齢化の解決が図られるとしている。茶業や陶芸センター等観光施設、高田工業地区やバイパス4車線化などの要因があって、道の駅により高い効果が得られるとしているが、道の駅手法の中でどのような施設を作る事等で、この大きな難題が克服できるのか。
4:地元説明について
全体構想が発表されたのが令和3年でありながら、既に両箇所とも造成工事が始まっている。
@このわずかな間で、道の駅せとやについて、市民に対して、どれだけの説明を行ってきたのか。
Aまた、道の駅かりやどはどうか。
5:地元理解について
@地元住民の努力により長年黒字経営を続けてきた(ゆらく、ちょっくら)せとやについては、指定管理を公募によって行う点
Aかりやどについては、道の駅構想そのものについて、地元の理解はどれだけ得られているのか。
6:採算性について
両駅とも、民間事業者のノウハウによって採算性が維持できるという、使い古されたフレーズが語られているが、全国多くの道の駅が赤字経営で苦しむ中、ただ民間手法というだけで採算性が維持できるのか。
@道の駅せとや
A道の駅かりやど