質問通告内容
- 会議名
- 令和6年6月藤枝市議会定例月議会
- 質問日
- 令和6年7月10日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 植田裕明 (藤新会)
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内容
標題1:北村市政第5 期目の抱負と今後の市政経営について
先月26日に投開票が行われた藤枝市長選挙におきまして、みごと再選を果たされた北村市長におかれましては、まことにおめでとうございました。心からお祝いを申し上げます。
今回も無投票と思われたものの、告示直前、急遽、選挙戦となりました。加えて、県知事選、市議会議員補欠選挙も重なり、本市始まって以来のトリプル選挙となりまして、市民の関心も高まったものと思います。
以下、北村市長の第5期目に向けての抱負及び今後の市政経営についてお伺いいたします。
(1).16年ぶりとなる選挙をふり返っての総括
@:まさかの選挙戦となりましたが、市長は遊説の中で、市民の本音、これまで耳にしなかった生の市民の声を直接聞くことができたことに関心を持った旨もおっしゃっております。16年ぶりとなった選挙戦をふり返り、その総括を市長はどのようにお考えでしょうか。
A:選挙戦を通じて感じられた市民の声をこれからの市政経営でどう反映されるお考えでしょうか。
(2).「“食と農× 健康・医療”の産業革新構想」の推進
市長は、昨年12月議会、本年2月議会におきましても、「“食と農× 健康・医療”」について多く言及され、今回の選挙におきましても、5つのマニフェストの中で、2番目の「力強い産業と大きな人の流れをつくる」、副題として、「産業・農業活性化、観光交流推進」の第1番目にこのことを掲げております。
2月議会「予算常任委員会」の締めくくり質疑において、この点について当局にお尋ねをいたしましたが、具体的な点は今後に進めるものという印象を受けました。
市長がお考えになるこの重点事項の概要はいかなるものでしょうか。
(3).「“幸せになるまち”藤枝づくり」の具体的展開
藤枝市の基本理念である「“幸せになるまち”藤枝づくり」に基づき、さまざまな諸施策が展開されています。いずれも各所管課等におきましては、いずれも満を持しての胸を張るものと考えておりますが、受け取る側の市民が“幸福感”を感じなければ、絵に描いた餅にもなりかねません。
「“幸せになるまち”藤枝づくり」の具体的展開に対する市長のお考えはどのようなものでしょうか。
(4).市立総合病院の今後の展望
北村市長4期16年の実績は数多く、事実上の信任投票であった今回の選挙結果が物語っており、たいへん多くの市民が高く評価しているものといえます。
なかでも、最重要課題として、就任以来、取り組まれた市立総合病院の経営改善は、もっとも大きな成果と私は考えております。
市長自らが先頭に立って陣頭指揮を取り、また、毛利事業管理者と二人三脚で浜松医大詣でを行い、多くの医師招聘を図ることができ、経営状況は著しく向上しました。
さらに、毛利事業管理者の巧みな経営により、病院事業の弱点でもあった現金預金の少なさも、国からの休床補償などもあり、大幅に改善され,決算時における数値は、見違えるような健全経営を誇るものとなりました。
とはいえ、今後も病院経営は順風満帆ではなく、国が進める医療環境の中、厳しい経営を強いられるものと考えております。
今後の病院経営の長期的展望と、必ず時機が到来する病院建て替えについて、開設者たる市長の見解を求めます。
標題2:台南市との友好交流について
本年2月28日、本市議会は、台南市議会との友好協定を締結いたしました。たいへん画期的であり、有意義なことと私は考えております。
台湾は、中華人民共和国による「ひとつの中国」政策により、国家として承認している国がわずか12カ国という、国際的にはきわめて弱い立場に置かれております。
しかし、強い経済力を誇るとともに、民主国家としての確固たる地位も築いており、正式な国交はなくとも、欧米諸国やわが国など、先進的な民主国家の頼もしい仲間として、強い友好関係にあるのも事実です。
令和2年9月議会で、台南市との交流について質問をいたしましたが、台南市との友好や展開について、当局のお考えをお伺いいたします。
(1).市議会の友好協定締結に対する市当局の評価
本市議会が締結した議会同士の友好協定を市当局はどのように評価されているでしょうか。
(2).コロナ禍への対策に対する市当局の評価
全世界を混乱の渦へと巻き込み、忌まわしい限りだったコロナ禍でありましたが、昨年5月、5 類への移行により、元の生活が戻りつつある点は、まことに歓迎すべきことであります。
令和2年9月定例月議会では、当時、コロナ対策で国際的に高い評価を得た台湾に学んではどうかと提案し、相応の答弁を受けました。往来が自由となった現在、台南市からの医療機器寄付の謝礼も兼ね、現地でのコロナ対策を検証し、今後の感染症対策に活かし、「健康・予防日本一」をさらに高めるよう、現地視察をしてみてはどうかと考えますが、当局はどうお考えでしょうか。
(3).今後の台南市との友好に対する当局の考え
世界的な半導体メーカーである台湾のTSMCの熊本県菊陽町進出の報道は、大きな反響を呼びました。かつて日本のお家芸であった半導体は、今や台湾に移っておりますが、こうした分野での研究も重要と考えております。
現在、台南市との交流は、市内の民間企業を中心に産業分野でなされておりますが、行政も含め、さらに進展されてはいかがかと考えますが、当局の見解を求めます。