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質問通告内容

会議名
令和6年9月藤枝市議会定例月議会
質問日
令和6年9月10日
区分
一般質問
議員名
山本信行 (公明党)
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内容

標題1:本市の熱中症対策について

 今年の夏は非常に暑く、この危険な暑さの原因は、本州付近に「暖かい空気」が流れ込んでいることや、太平洋高気圧に覆われてよく晴れたことなどが挙げられるようです。
中でも、気温が40℃くらいまで上がった所では地形の影響も大きく、暑さの原因の一つは、降雨を伴わない山を下りる下降気流のみで気温が高くなる「ドライフェーン」ともいわれています。
7月7日に静岡市駿河区で40.0℃を観測した事をはじめ、浜松市天竜では40.2℃という災害級の酷暑となりました。
 多くの救急搬送が行われ、志太消防本部でも昨年を上回る患者が搬送されたと伺いました。
 企業や、各個人でもそれぞれ対策を行っているかと思いますが、あらためて本市の熱中症対策について以下の点伺います。

(1) 熱中症による健康被害を防止し、市民の命と健康を守るため、法定のクーリングシェルターの指定未指定に関わらず、特に暑さ指数(WBGT)が上がる6月から9月に、各施設において広く市民に涼が取れる空間を開放している施設を「涼みどころ」として60施設ほどが指定されましたが、その利用数と効果について伺います。

(2) 急激な温度上昇に体が対応できず、熱中症や夏バテなど体調を崩す方も多くいます。夏の暑さに負けない体になるには、徐々に体を暑さに順応させる「暑熱順化(しょねつじゅんか)」が効果的といわれています。外気温によって体温の調節ができ、暑くてもバテずに過ごせるようになります。暑熱順化の効果と取り組みを伺います。

(3) 私たちにできる身近な夏季の省エネや地球温暖化対策の一つとして、藤枝市では「グリーンカーテン」を推進しコンテストも行われています。
植物にもよりますが、2〜3か月前から準備が必要で、気候により成長が変わってきます。
もっと広く、手軽に取り組んでいるわが家の熱中症対策をテーマにPRする取り組みが必要ではないかと考え、わが家の熱中症対策について伺います。

(4) 近年の猛暑に男性も日傘を活用する方も増えています。
「日陰を持ち歩く」という熱中症対策の一環として男性も含めて、日頃から日傘を活用する市民を巻き込んだキャンペーンの取り組みをする事で、広く普及すると考えますが、いかがか伺います。

(5) 熱中症対策として市役所などの公共施設で井戸水を使用したクーリングミストシャワーや噴水等の設置をされている市もあります。
これは、いざという時の災害時協力井戸のテストにもなり、打ち水効果で空間の冷却も兼ねた見た目にも涼しさを提供するクーリングミストシャワーや噴水、打ち水等の設置をしたらどうかと思いますがお考えを伺います。

(6) 小中学校の体育館のエアコン設置については、令和5年11月議会で鈴木岳幸議員が質問されたほか、これまでも多くの議員が質問されています。この異常とも思える暑さに対応が迫られていると思いますが、あらためて小中学校の体育館のエアコン設置についての考えを伺います。

(7) 本市でも、R3年に国の補助金を活用した新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の高齢者等エアコン設置費を助成していましたが、本市の介護事業所で働くスタッフから、高齢者の中には、生活困窮のため、エアコンが設置されていなかったり、壊れてそのままの家庭もあるとの相談があり、同様の助成を要望されていました。エアコン設置補助金の創設の考えを伺います。

(8) 兵庫県たつの市では、児童の登下校時の熱中症対策として全児童に保冷パッドを、埼玉県加須市教育委員会は、熱中症対策として首元を冷やす、ネッククーラーを配布しています。
 未来の宝である子どもたちの健康被害を軽減するためにも冷感パッドや冷感マフラー、ネッククーラーなど、こうした取り組みは重要ではないかと思い、お考えを伺います。

(9) 昨年、地域の防災訓練中に熱中症と思われる症状で男性が救急搬送されたが、町内会では保冷剤や、経口補水液、AEDなどの応急処置の用意がされていない事例があった。
地域防災訓練や草刈り等、各地域で行うイベントでの熱中症対策を強化徹底すべきと考えますが伺います。

(10) 市等が主催する各種訓練やスポーツイベント等、屋外で行われる大きなイベントでの熱中症に対する対策強化として、市所有のバス等の活用によるクーリングシェルターの設置をし、避暑地を作ることで、重篤にならない処置を執ることは有効であると考えますがお考えを伺います。

(11) 熱中症対策としては多岐の分野にわたることから、熱中症対策として全体的な予算化を検討すべきと考えますが、お考えを伺います。
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