質問通告内容
- 会議名
- 令和7年6月藤枝市議会定例月議会
- 質問日
- 令和7年6月10日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 植田裕明 (藤新会)
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内容
標題1:本市のこれからの観光施策について
コロナ禍が去り、元の生活が戻りつつあるなか、全国的に観光産業が息を吹き返し、インバウンドもたいへん活況を呈しております。観光が弱いとされる本市ですが、これからの観光施策についてどうお考えなのか、以下、伺います。
(1).本市のインバウンドの状況と基本的考え
訪日外国人数が昨年は過去最高を記録しました。また、首都圏や名だたる観光地ばかりではなく、地方都市への分散も見られるなど、様相も変わってきております。
県内におきましても、清水港に外国の大型クルーズ船の寄港が急増しており、富士山観光などが人気を博しているとも報道されております。本市のインバウンドの状況と基本的な考えはどのようなものでしょうか。
(2).藤枝大祭と朝比奈大龍勢を観光にどう活かすか
本年10月は、藤枝大祭と朝比奈大龍勢が重なる年です。全国的にも珍しい本市独自のお祭りであり、観光振興の面からも、本市を売り込むまたとない機会と申せましょう。二つの祭りをどう活かすお考えでしょうか。
(3).日本遺産を観光施策にどう活かすか
本年2月、名高い観光地として知られる太宰府天満宮をはじめ、福岡県と佐賀県の市町の文化財で構成された「古代日本の西の都」が、地域活性化の取り組みに一層の改善が必要との理由で、日本遺産の認定が取り消されるとの報道がありました。
昨年の11月議会で、日本遺産についての質問をいたしたことから、たいへん衝撃を受けた次第です。
過去の質問では、観光施策としての日本遺産の活用等についても伺っておりますが、本市の現状は、どのようになっているでしょうか。
(4).煎茶・玉露を観光に活かしてはどうか
5月24日の静岡新聞の1面に県産の一番茶が2割減産と大きく報道されました。
茶王国として長らく君臨してきた静岡県としては、荒茶の生産量が全国2位に転落した昨年に続き、ショッキングな報道です。また、煎茶から高単価な碾茶への茶種転換の動きも見られるとも報じられています。
茶文化は、世界に誇る日本独自の伝統で、茶どころの本市にとっても、茶振興は重要と考えておりますが、観光施策のひとつとの位置づけもよろしいのではないかと考えます。以下、2点につきまして伺います。
@:玉露の里は、日本三大玉露のひとつとして、本市茶文化の最大拠点であり、観光資源であると認識しておりますが、改めて当局のお考えはどのようなものでしょうか。
A:去る4月20日、藤枝市産の有機手揉み茶を皇室へ献上する「第67回献上茶謹製事業」が開催されたことは、まことに誇らしいことと存じます。
手揉み製茶は国登録無形文化財にも登録され、改めて国内外から注目されているとのことで、観光施策との関連も考えられます。
茶道といえば、千利休に代表される抹茶ですが、一方で、煎茶道もあります。煎茶が厳しいなか、ピンチをチャンスに変える点からも、煎茶道も含め、煎茶にスポットを当て、観光施策に活かしてみてはどうかと考えますが、いかがでしょうか。
標題2:詐欺対策について
本市が、安全安心のまちづくりに強く取り組んでいることから、人口10万人当たりの犯罪件数の少なさは2年連続で県内トップと伺っており、市民としてたいへん誇りに思っております。
そうした一方で、詐欺被害額の多さも県内上位と伺っており、防止対策は、これから本腰を入れて取り組むべき重要な行政課題と考えます。以下、当局の詐欺対策への基本的なお考えと取り組みについてお伺いいたします。
(1).増え続ける詐欺、最近の傾向と特徴
詐欺にはさまざまな手口があり、オレオレ詐欺に代表される特殊詐欺として、還付金詐欺、架空請求詐欺など、主に電話を利用した詐欺がありますが、最近では、SNSを利用したフィッシング詐欺、ロマンス詐欺、投資詐欺などが増えているとも伺っております。
本市における詐欺被害の最近の傾向と特徴についてお伺いいたします。
(2).詐欺被害の現状をどう捉えているか
本市も警察署とも連携し、詐欺対策に力を入れ、注意喚起、周知啓発を行っておりますが、詐欺被害が絶えません。詐欺が悪質で巧妙な手口であることや、SNS型の場合、相手をつい信用してしまうなどの理由も考えられますが、当局としては、こうした状況をどう捉えているでしょうか。
(3).詐欺防止策
一にも二にも、周知啓発、注意喚起を実施してゆくほかないと考えますが、特に最近増えているSNS型の詐欺への防止対策をどう取り組まれるでしょうか。