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質問通告内容

会議名
令和7年6月藤枝市議会定例月議会
質問日
令和7年6月10日
区分
一般質問
議員名
寺田亜記子 (藤のまち未来)
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内容

標題1:エコノミックガーデニングの深化と実効性の向上について
藤枝市では、平成23年度より「エコノミックガーデニング」の理念を掲げ、創業支援やネットワークづくり、人材育成、情報発信など、地域経済を内側から育てる取り組みを進めてこられました。その歩みにより、多くの創業者が地域で根を張り、産業の活性化が進んできたことに、まずは深く敬意を表したいと思います。一方で、創設から10年以上が経過し、地域経済や働き方をめぐる社会環境も大きく変化しています。次の10年を見据えたとき、理念を実現するための手法や広報、そして既存企業との向き合い方もまた、進化が求められているのではないでしょうか。そこで、以下の点について伺います。

(1)エフドアは創業支援の窓口として多くの事業者に活用されていますが、「個人事業主に支援が偏っているように見える」といった声も一部の事業者から聞かれます。こうした指摘について、市としてどのように受け止めているのか、お考えを伺います。

(2)市内には長年地域に根差して事業を続けている中小企業が多くありますが、新たな創業支援の陰で、その声が十分に拾い上げられていないのではという懸念もあります。市として、こうした既存企業の実態を把握するために、どのような場や手法で声を聞き、施策に活かしているのか伺います。

(3)今年1月、国からの臨時交付金が交付されていますが、その活用にあたって中小企業支援が選択肢として挙がらなかった背景は何でしょうか。今後の交付金活用において、中小企業の声を反映した活用を検討するお考えがあるか、伺います。

(4)市の新たな施策として掲げられている「HALEバレー構想」は、健康や予防を軸としたまちづくりを目指すものとされています。エコノミックガーデニングの理念の中に位置づけられているとのことですが、既存企業、特に中小企業がこの構想とどう関わることができるのか、市としてどのように導いていくのか、お考えを伺います。


標題2:口腔ケアで健康寿命を延ばすまち・ふじえだへ
本市では、平成27年に植田議員が歯科健診の重要性について一般質問を行い、その中で現在のような5歳刻みの健診の必要性についても訴えられました。この取組は藤枝市独自の先進的な制度として実現し、早くから市が歯と口の健康の大切さを認識していた証と受け止めております。
私自身、歯科衛生士として医療現場に携わってきた経験、また母親・主婦として暮らしの中で市民の声を受け止めてきた立場から、今日は「予防の文化をどう根づかせるか」を主軸に、歯科保健施策について質問いたします。

(1)令和6年度から本市では成人歯科健診の対象年齢が、20代・30代も新たに対象となりました。この取り組みは国の示す方向性と一致した、先進的なものと受け止めています。
今年度、成人歯科健診の受診券は何人に配布され、昨年度と比較して、対象者数はどの程度増加したか伺います。

(2)若い世代にとって、「歯科健診に行こう」と思うまでには、行動を起こす“きっかけ”が必要だと感じています。現在行っている広報や通知が、どれほど実際の行動につながっているかについて、何らかの把握・分析はされているか、より効果的に受診行動を促すための工夫や検討されていることがあれば教えてください。

(3)妊娠期はホルモンの影響で歯ぐきが腫れやすく、歯周病リスクが高まるとされています。また、歯周病は感染症であり、家族間でも菌が移る可能性があることから、妊婦本人だけでなく家族も含めた予防意識の向上が大切だと思います。妊婦の歯科健診の受診件数および受診率の現状を伺います。

(4)市の成人歯科健診において9割近くが要精検という現状から、「歯磨きをしているつもり」の人が多いことがわかります。幼少期からの正しい歯みがき習慣を身につけることがとても大切だと感じています。現在、市内の学校において歯科衛生士等による歯みがき指導の実施状況を伺います。
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