質問通告内容
- 会議名
- 令和7年9月藤枝市議会定例月議会
- 質問日
- 令和7年9月9日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 遠藤久仁雄 (藤のまち未来)
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内容
標題1:学校図書館司書の働き方改革で、より良い図書館経営を!
本事業の歴史を遡ると、藤枝市に初めて司書が導入されたのが平成21年(2009年)度からで、この時は僅か2名の司書が採用され、4校の図書館で働いた。その後平成23年(2011年)度には14名(小中学校27校のうち一人が一校勤務、13人が2校を掛け持ち26校に勤務)に増加した。私は、令和元年(2019年)9月議会の一般質問に於いて、図書館経営の重要さを確認し、併せて児童生徒のため、藤枝市の小中学校27校全校の図書館に一人一校体制で司書を配置していただけるよう提案した。これに対し市当局と教育委員会の取り組みは素早く、翌年の令和2年度から実現の運びとなった。あれから早や5年の時が経ち、学校の現場も大きな変化が見られると思われます。そこで本事業を再検証し、今後の図書館事業の発展につなげたいと考え、以下の質問により当局の考えを伺います。
(1)令和2年度からの司書一人一校体制により、改善された点を伺う。特に学校の経営上の視点から、及び児童生徒への影響について回答いただきたい。
(2)@現在の図書館司書27名中、司書の資格を有する方は何名いるのか伺う。
A本市はどのような基準で採用しているのか伺う。
(3)図書館司書の勤務条件は、年間180日、就業時間は1日4時間、休憩時間は無しである。仕事量や勤務実態から判断した時、勤務時間は適正と考えるか伺う。
(4)勤務条件では、図書館司書は原則として児童生徒がいない時間での勤務は行わないと定められている。しかし図書の整理等で、夏季休業中などに集中して作業を行う事は、学校図書館を預かる司書にとっては経営上必要と思われるが如何か伺う。
(5)図書館司書に研修の機会を設けていただいていることは、情報交換ができるなど、ありがたいことである。業務内容によっては近隣の学校で共同作業をした方が効率的だし、新人の司書の指導もできるであろう。今後必要に応じ、勤務校を離れての作業を認めていただきたいと考えるが如何か伺う。
(6)各校で図書館経営を任され、一人で働く司書の労働環境は如何か伺う。
(7)新書購入や市立図書館との連携等、改善できる点があると感じるが如何か。
(8)図書館司書全体の活動を世話する立場の司書が必要と考えるが如何か。
(9)最低賃金の目安が上がるなど労働者の手取りが増える中、近い将来、図書館司書の皆さんの希望する働き方が変わってくることが予想される。特に契約時の勤務条件について、例えば既定の勤務時間や日数を減らすなど、個々の希望を認めていただけるか伺う。