質問通告内容
- 会議名
- 令和7年9月藤枝市議会定例月議会
- 質問日
- 令和7年9月11日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 増田克彦 (藤のまち未来)
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内容
標題1:「こどもにやさしいまちづくり」について
我が国では、すべてのこども(私見では「子供」表記で問題ないと考えますが、本質問の文脈上「こども」表記に統一します)が権利を尊重され、健やかに成長できる社会の実現を目的として、令和5年4月に「こども基本法」が施行されました。同法は、こどもを「心身の発達の過程にある者」と定義し、こどもに関する施策を社会全体で総合的かつ強力に推進するための基本理念や国・地方公共団体の責務を明らかにしています。併せて、政府はこども政策の基本方針となる「こども大綱」を策定し、施策の司令塔として「こども家庭庁」を創設しました。こども大綱は令和5年12月に閣議決定され、毎年の点検・見直しを前提とする「こどもまんなか実行計画」の枠組みの下、教育・福祉・健康・貧困対策などを一体として進めることが示されています。
こうした中、本市では県内他市町に先駆け、令和6年4月に「藤枝市こども基本条例」を施行しました。同条例は、こどもの「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」を明確に位置づけるとともに、保護者・学校等・地域住民・事業者・市それぞれの責務を定め、連携と協働により権利保障を図ることを謳っています。さらに本市の特色として、若者の範囲を「中学生年代から40歳未満」と定義し、支援が途切れない体制を条例上も担保しています。さらに、本市では昨年度、こども基本法や藤枝市こども基本条例に基づき、こどもに関する施策を一体とした「藤枝市こども計画」を策定し、この計画により「こどもにやさしいまちづくり」を推進しており、こどもたちに関する種々の先進的な施策を実施しているところです。
この「こどもにやさしいまちづくり」について、以下の通り伺います。
(1)こどもの権利などに関する「こども基本条例」の市民への周知・啓発について、これまでの取組と今後の展開について伺います。
(2) 義務教育が始まる前後の期間「架け橋期」の円滑な接続に向けて、本年度より具体的に取り組んでいる架け橋プログラムの進捗状況と成果について伺います。
(3)発達に課題のあるこどもへの支援については、これまでの「藤枝型発達支援システム行動計画」を新たに「こども計画」に包含し取組んでいますが、具体的な取り組みについて伺います。
(4)本市では、令和5年4月から県内他市町に先駆けていち早く「こども家庭センター」を設置し、すべての妊産婦・子育て世帯、そしてこどもから若者まで切れ目のない支援に取り組んでいますが、これまでの取組と評価について伺います。