質問通告内容
- 会議名
- 令和7年11月藤枝市議会定例月議会
- 質問日
- 令和7年12月3日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 増田克彦 (藤のまち未来)
内容
標題1:シビックプライド醸成とシティプロモーションについて
本市では「定住人口の拡大」「来訪人口の拡大」を大きな目標として、藤枝ブランドの確立と地域の魅力発信を目的に、総合的なシティプロモーションを推進しています。これまで、サッカーやお茶、自然環境、文化遺産など多様な地域資源を活かした取組により、市の認知度は着実に高まってきました。しかし今後は、情報発信や観光誘客にとどまらず、「藤枝らしさ」を核に、市民・企業・行政が一体となって価値を共有し、選ばれるまち藤枝として発展していく段階が求められていると考えます。
この「藤枝らしさ」を言語化し、都市としての独自の魅力や方向性を明確にすることが、いわゆるシティ・アイデンティティの確立です。これを基盤として、市民一人ひとりが自分のまちに誇り・愛着と共感を持つシビックプライドを醸成することが、人口減少社会においても「住み続けたい」「関わり続けたい」と思えるまちづくり、すなわち“選ばれるまち”の条件になると考えます。また、シビックプライドを持つ住民は、自分たちの地域の良い点や隠れた魅力を自ら発見し、SNSや口コミなどを通じて積極的に地域外に発信することから人を呼び込む力となります。
さらに、外向けの情報発信と同時に、市職員や地域団体、事業者など、内部の関係者が共通の理念を持ち、市の価値を自ら語れるようにするインナープロモーションの推進も極めて重要です。職員や地域リーダーが誇りを持って藤枝を語ることが、市民の共感を呼び、地域全体に一体感を生み出します。
本市におけるシビックプライドとシティプロモーションについて、以下の通り伺います。
[1] 総合的なシティプロモーションにおいて、本市における「藤枝らしさ」のシティ・アイデンティティをどう定義しているか伺います。
[2] 現状のシティプロモーションにおける取り組みについて伺います。
[3] 市民や地域団体、企業などが我がまちに誇りを実感し、行動変容を促してまちづくりに主体的に関わる環境を作るため、シビックプライドの醸成、インナープロモーションをどのように展開していくのか伺います。
[4] これらを効果的に推進するための庁内の体制整備や横断的な連携強化をどのように図るのか伺います。
[5] これらの取組を通じて、今後、定住人口、交流・関係人口の拡大につなげる「選ばれるまち藤枝」の実現を、どのようなビジョンで進めていくのか伺います。