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質問通告内容

会議名
令和7年11月藤枝市議会定例月議会
質問日
令和7年12月3日
区分
一般質問
議員名
川島美希子 (藤のまち未来)

内容

標題1:市内小学校のチーム担任制の実施状況について

 近年全国の自治体でチーム担任制が広がりつつある中、本市の小学校でも、令和6年度に藤枝小学校の5・6年生、令和7年度は西益津小学校と、高洲小学校の5・6年生で実施されています。チーム担任制は、従来のようにクラス担任を一人の教員に固定せず、複数の教員がチームとなって一つの学年を共同で担当する仕組みのことです。文部科学省はチーム担任制について、明確に積極的な方針を示しているわけではないものの、近年の学校改革、教員の働き方改革において、有効な選択肢の一つとして注目している模様です。
 一方で導入するには教員数の確保、適切な配置が必要とされますが、現状日本の多くの学校で教員不足、定数の厳しさが指摘されており、このことがチーム担任制移行のハードルとなっている場合もあるようです。
 チーム担任制を、児童の立場、保護者の立場、教員の立場で考えた時、現状どのような成果と課題があると感じているのか、また、今後の方向性について以下の質問をします。

(1)チーム担任制を導入する目的は様々だと思うが、どのような課題認識から本市の小学校で導入されたのか伺います。
(2)導入に際して児童、保護者に対してどのようなプロセスを経て、どのように説明し、ご理解を得たのか伺います。
(3)チーム担任制の成果について、児童、保護者、教員それぞれにとって、どのようにとらえているのか市としての評価を伺います。
(4)チーム担任制に移行して課題も見えてきているのではないかと推測していますが、児童、保護者、教員それぞれにとってどのような課題が新たに生じていると考えているのか現状の認識を伺います。

標題2:戦没者慰霊碑について

 本年は戦後80年という節目を迎えました。戦争体験した方も、それを語り継ぐ方も減少し、記憶の風化が進んでいることが問題となっています。悲惨な戦争を二度と起こしてはならないためにも、次世代への記憶の継承と平和の教育はとても大切だと考えます。平和と繁栄の今日は、戦争で命を落とされた多くの方々の犠牲の上にあるのだということは忘れてはいけません。戦没者の皆様の勇気と献身に心からの感謝と敬意を申し上げます。
 その皆様を祀る慰霊碑は、現在市内各地に61基あります。昭和の大合併で藤枝市となった時、慰霊碑の立つ土地の一部は市の所有地へと変更され、そこに建つ慰霊碑の所有者は遺族の方々となりました。そして昭和33年に岡出山記念公園の忠霊塔に合祀されました。大きな忠霊塔は、耐震性の心配があることから取り壊し、これまでよりもコンパクトになり岡出山記念公園の低地部に建立され、多くの人が訪れやすいものとなる計画と伺っております。
 合祀されたとはいえ、市内の各所の慰霊碑も建立当時のままで、遺族会の皆さんがこれまで維持管理をされています。昭和55年には1,954人ほどいらした遺族会の会員は高齢化が進み退会される方も増え、令和6年574人、令和7年には462人と加速的に年々減少しています。加えて老朽化する慰霊碑についての安全面も問われていますので、遺族会として慰霊碑に対しては何らかの道筋を立てねばならないというお考えがあるそうです。そこで以下の質問をします。
(1)市は令和3年に慰霊碑の管理と慰霊祭の開催状況について調査したとのことですが、調査結果から見えた課題を伺います。
(2)遺族会の要望は地域によって違うと感じています。例えば慰霊碑が大きく倒壊の危険があるので撤去したい場合の国の補助制度はありますが、遺族会の負担も大きく撤去が困難だというお声を伺っています。撤去に対する支援について市が実施されるお考えがあるのか伺います。
(3)慰霊碑は石碑なので維持にそれほど困らないのですが、高木が周りにある場合、手入れに相当な経費が掛かっている地域もあると聞きました。維持管理できなくなる日が来るのではと不安があるそうです。土地は市有地なのですが、市有地の樹木の管理に対してのお考えを伺います。
(4)小、中学生が学区にある慰霊碑を見学し、戦争の記憶の継承と平和の大切さを学ぶ機会は、慰霊碑を建立した遺族の方々の願いの一つだと考えます。こうして戦争を学ぶ機会を設けてはいかがでしょうか、お考えを伺います。
(5)慰霊碑については、耐震補強、撤去、又は集約したうえで維持をするなど、各地の遺族会の課題は様々ですが、市としてこの課題解決に向けた、中、長期的な方針について遺族会と意見交換を行ってほしいと思いますが、市のお考えを伺います。
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