質問通告内容
- 会議名
- 令和7年11月藤枝市議会定例月議会
- 質問日
- 令和7年12月3日
- 区分
- 一般質問
- 議員名
- 岡村好男 (藤のまち未来)
内容
標題1:令和8年度戦略方針に基づく財政計画について
令和8年度は、現在策定中の第6次総合計画後期計画のスタートの年となります。先日、当局より、戦略方針が示されました。
総合計画後期計画を策定するにあたり、市内11地区でまちづくり会議が開催され、私も地元の高洲地区のまちづくり会議に出席しましたが、参加した皆さんからは耕作放棄地対策や市街化調整区域の積極的かつ柔軟な土地利用、幹線道路の整備促進、豪雨による浸水対策などについて切実な意見がありました。
北村市長は「市民目線」での政策、施策づくりを常々強調されており、まさに当局では現在、これら市民の率直な意見を総合計画後期計画、そしてその実行計画となる戦略方針に位置づけし、後期計画初年度となる令和8年度の予算に反映することを期待して以下4項目について伺います。
(1)第6次総合計画後期計画のスタートに当たり、令和8年度の予算、財政計画の方針についての考えを伺う。
(2)各地区でのまちづくり会議では、市民から大変多くの切実な意見が寄せられたと思いますが、このまちづくり会議全体の総括について伺う。
(3)各地区でのまちづくり会議で出されたこれらの意見に対して、「市民目線」での来年度予算の対応について伺う。
(4)当局では、戦略方針において令和8年度予算で3%のシーリングを行う旨の説明がありましたが、物価高騰等で諸々の経費が上振れする中で、こうした逼迫した課題への対応や市の発展に向けた新たな取組が出来なくなってしまうことが危惧されます。この事に対する市の明確な見解を伺う。
標題2:高柳清掃工場跡地の活用と地域のまちづくりについて
令和9年1月の稼働に向けて新たなクリーンセンターの建設工事が佳境を迎えております。現、高柳清掃工場は昭和59年4月に本稼働し、当初の設置期間20年の倍となる41年間、地域の理解のもと延長協議を毎年繰り返し、稼働してきました。 その高柳清掃工場も、あと1年数カ月で炉を停止し、その役目を終える予定となっております。
高柳清掃工場の廃炉後の取り扱いについては、志太広域事務組合の議会でも議論されています。土地、建物は組合の財産であり、数年間かけて解体工事が行われることになると思うが、その跡地がどうなるのか、地元高柳地区でも関心が高まっています。
藤枝市と高柳清掃工場対策委員会とは昭和56年12月27日に「建設に関する確約書」に調印(飯塚正二市長)し、ともに地域振興に取り組んできました。
クリーンセンターの稼働に伴い、これらの取組は完了するが、高柳地区の住民は 40年以上にわたり藤枝市の環境政策に協力してきた中で、施設が無くなったから地域振興も終わりではなく、跡地の活用も含め、未来に向けて引き続き地区のまちづくりを進めていただきたく、以下4項目について伺います。
(1)志太広域事務組合の事業になるが、構成員である藤枝市として、クリーンセンター稼働後の高柳清掃工場の解体等のスケジュールについて伺う。
(2)解体後の跡地の在り方について、所在地である藤枝市としての考えを伺う。
(3)高柳清掃工場が役割を終えることで、地域振興も終わりでなく、跡地の有効な活用も含めて、その後の地域の繁栄に道筋をつけ、形にすることこそが責任ある地域振興と考えます。そこで、今後の市としての地元の地域振興に対する考えと、その進め方また、対策委員会との窓口の在り方について伺う。
(4)9月に開催された第6次総合計画後期計画策定に係る高洲地区まちづくり会議では、土地利用構想について、市当局から高柳地区の市街化区域に隣接するエリアについては弾力な土地利用を推進すると説明があり期待が高まった。当該エリアには志太中央幹線も計画されており発展の可能性が高い地区だと思うが、当地区の振興に向けた市としてのまちづくりの考えについて伺う。