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質問通告内容

会議名
令和7年11月藤枝市議会定例月議会
質問日
令和7年12月5日
区分
一般質問
議員名
油井和行 (藤新会)

内容

標題1:国民健康保険事業の運営について

 本市の国民健康保険事業は、加入者の高齢化や医療費の増加など、全国的な傾向と同様に年々財政状況が厳しさを増しています。令和6年度決算に於いては、特別会計の収支均衡を図るために、国民健康保険基金から1億6千万円もの取り崩しを行っています。その結果、基金残高は1億3千万円にまで減少しており、かつては一定の備えとなっていた基金の余力が大幅に縮小していることは、極めて深刻な状況と受け止めています。
 本来基金は、一時的な財源不足を補うためのものであり、恒常的な赤字補填 に使い続けることは制度運営の持続可能性を損ないます。医療費の自然増が見込まれる中、今後も同様の対応を続けていては、基金が枯渇するのは時間の問題であり、このままでは本市の国民健康保険事業そのものの安定的な運営が難しくなるのではないかと強い危機感を抱いています。
 そうした中で、市として今後どのように財政の健全性を確保し、持続可能な制度運営を実現していくのか、具体的な取組方針を確認したいと考えます。
 併せて財政の厳しさを踏まえれば、国保税の引き上げを検討せざるを得ない状況にあるのではないかという懸念も拭えません。もちろん、国保税の引き上げは加入者の生活に直結する大きな課題であるため、慎重な判断が求められますが、現状を放置することは制度の存続そのものを危うくしかねません。
 このような観点から、以下4点について市の見解を求め質問致します。

(1)現在の本市における国民健康保険事業の状況についてどのように評価しているのか伺う。

(2)医療費の自然増や被保険者数の推移を踏まえた今後の国保財政の見通しについて、市はどのように認識しているのか伺う。

(3)財政運営の健全化のため、どのような方針で取組んでいく考えか伺う。

(4)国保税率の引き上げを検討する必要性があるのか、市の見解を伺う。
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