質問通告内容
- 会議名
- 令和8年2月藤枝市議会定例月議会
- 質問日
- 令和8年2月26日
- 区分
- 代表質問
- 議員名
- 植田裕明 (藤新会)
内容
標題1:令和8年度施政方針および予算編成について
通常国会冒頭の衆議院解散、真冬の総選挙など、年が改まって、いきなり激動の年となりました。
物価高騰、円安、株高は、日本経済の先行きが見通せない状況を呈しておりますし、国際的には、トランプ政権に振り回される混迷する世界情勢となっております。こうした不確実な時代の中、令和8年度が始まります。
以下、「令和8年度の施政方針および予算編成」について、市長、教育長、病院事業管理者、ならびに当局のご所見を伺います。
(1) 大規模プロジェクト結実に関する件
施政方針の第一番目に「大規模プロジェクトが結実する年」を掲げられております。ふじえだ陶芸村を担う本市第3番目の道の駅となる「道の駅ゆとりえせとや」が本年4月にオープン、また市長が最重要課題として取り組まれてきた「クリーンセンター志太」が、いよいよ一年後に本格稼働を迎える点を述べられております。
こうした大規模プロジェクト結実に対しましては、市長も大いに感慨深い思いがあるものと存じますが、この点についてのご所見を求めます。
(2) 第6次総合計画・後期計画への市長の思い
第6次総合計画の後期計画が始まることから、基本理念である「幸せになるまち藤枝づくり」実現への歩を踏み出すこととなります。
こうした中、都市間競争に打ち勝つ「変化を恐れず挑戦する力」と「変化にしなやかに対応する力」をこれからのまちづくりに欠かせないものと定義し、「まちの安心感」「まちの競争力」「まちの持続力」の3つの柱を掲げ、以下の施政方針に具体の施策等を述べられております。第6次総合計画・後期計画に対する市長の見解はどのようなものでしょうか。
(3) 令和8年度予算編成と財政経営
とどまることのない物価高と人件費の高騰が、一般市民、事業者を苦しめております。同様に、地方公共団体にも大きく影響しており、いずれの団体も厳しい財政経営を強いられております。
本市の財政経営は、きわめて堅実に運営してきており、健全性が保たれておりますが、そうした中でも、昨年秋の「戦略方針」の公表、9月議会、11月議会の議論からも、厳しい状況が伝えられ、新年度予算編成には、たいへん苦慮されたとも伺っております。
施政方針では、「量の拡大」から「質の向上」、「持続性の確保」へと構造的な転換が求められると記されておりますが、令和8年度予算編成に当たっての市長の強い思いについて、お考えを伺います。
(4) 「4K施策(健康、教育、環境、危機管理)」のさらなる前進
本市の重要事業でもある「4つのK」施策は、基本理念「幸せになるまち」実現の上にも、きわめて重要と考えます。
以下、その進化と今後の展開について伺います。
@:健康・予防日本一
全国的にも高く評価されているだけに、この分野での進化はさらに上をめざしてはどうかと考えております。とりわけ、11月議会でも明らかになったように、類似都市の中で、平成30年度から令和4年度までのあいだ、女性のがん死亡率がもっとも低いという事実は、大いに誇るべきことと考えます。
新年度では、働く女性を対象に、女性特有の健康課題に着目した「女性の健康講座」を開催し、健康経営の新たな柱とすると述べられておりますが、具体的にはどのようなものでしょうか。
また、今議会では、国民健康保険事業に関して、条例改正、当初予算案では、保険税改定の議案も上程されます。加入者の減少、医療費の増大に加え、子ども・子育て支援金制度が始まり、国民健康保険事業は、非常に厳しい経営が想定されます。
こうした現状からは、本市の強みでもある健康施策は、医療費抑制にも大きく関わることから、国保会計の健全経営にも寄与することにもなります。
この点も踏まえ、「健康・予防日本一」をめざす本市の健康施策の今後の展開について見解を求めます。
A:教育日本一
各小中学校体育館の空調整備など、ハード面もさることながら、ソフト面でも教育日本一への投資は、まことに力強いものと思います。
小一ギャップ解消をめざした「かけはしサポーター」、「AI教育」、「引きこもりや不登校対策」など、子供への投資が施政方針で述べられておりますが、これらについて、どのように進められる方針でしょうか。
B:環境日本一
来年1月に本格稼働するクリーンセンター志太ですが、現行の高柳・一色清掃工場に比べ、処理量が下がるため、可燃物の削減は、たいへん重要です。
こうした中、本市が進める家庭系生ごみ回収資源化事業は、削減に貢献しておりますが、受入事業者の制限量でもある2万世帯に達しており、新たな地区増加は望めません。
本事業の今後の展開と、可燃物の削減策について、どのように進められるお考えでしょうか。
C:危機管理日本一
昨年9月5日に起こった記録的短時間大雨情報、時間降雨110oという猛烈な雨は、市内各所で冠水が起こるなどの被害がありました。激甚化する水害対策は、喫緊の課題とも申せましょう。
新年度では、危機管理センター内に「水防対策室」を新設し、懸念される南海トラフ地震、原子力災害と同列に、風水害も含め、危機管理を一元化するものと考えられますが、大規模災害への対応についての見解を求めます。
(5) 病院事業の令和8年度経営戦略
令和6年度決算では、過去最高の診療収益となったものの、人件費、物価高騰などにより費用も増大し、15億円余の赤字決算となりました。これは全国的な傾向で、民間、公立問わず、多くの病院が赤字経営を強いられております。
こうした医療機関の危機的状況は、自助努力ではどうすることもできず、国の抜本的な制度改正が求められるところから、令和8年度の診療報酬改定は、3.09%の大幅プラス改定と報じられております。以下、2点、病院事業管理者の見解を求めます。
@:診療報酬改定の点も踏まえ、令和8年度予算案は、これまで議論のあったとおり、9億4千万円の赤字予算となっておりますが、新年度における病院事業の経営戦略をどのように進めるご予定でしょうか。
A:新規事業として「家庭医療センター」と「訪問看護ステーション」を開設しますが、この概要はどのようなものでしょうか。