質問通告内容
- 会議名
- 令和8年2月藤枝市議会定例月議会
- 質問日
- 令和8年2月26日
- 区分
- 代表質問
- 議員名
- 増田克彦 (藤のまち未来)
内容
標題1:第6次総合計画後期計画の始動、及び持続可能な行財政運営について
私たちは今、人口減少と少子高齢化という避けられない大きな時代の転換点に立っています。こうした中、本市が将来にわたって輝き続け、市民一人ひとりが豊かさを実感できる「幸せになるまち」を実現するためには、これまでの延長線上ではない、大胆な舵取りが求められています。市長は令和8年度の施政方針において、これまでの大規模プロジェクトが「結実する年」であると同時に、財政運営においては「極めて重要な局面」であるとの強い危機感を示されました。今こそ、過去の成功体験に捉われることなく、「量の拡大」から「質の向上」へと市政のパラダイムシフトを図り、限られた財源を賢く、効果的に配分する知恵と勇気が問われています。そこで、第6次総合計画後期計画のスタートにあたり、市長が描く本市の未来像と、それを支える経営基盤について、以下の通りお伺いいたします。
[1] 「質の向上」の定義と幸福実感の測定について
市長が掲げられる「質の向上」とは、具体的に市民生活のどのような変化を指すのでしょうか。単なる経済指標やインフラの整備量ではなく、市民の幸福実感やQOL(生活の質)をどのように捉え、どのような客観的指標(KPI)をもってその成果を評価されるおつもりかお聞かせください。
[2] 徹底したスクラップ・アンド・ビルドと持続可能な行財政運営について
@ 既存事業の廃止・縮小を伴う「スクラップ・アンド・ビルド」の断行は、時に市民の痛みを伴うものです。市長はこの改革を具体的にどのような基準とプロセスで進められたのでしょうか。今回の総点検を経て縮小・廃止を決断した主な事業の実績と、それによる市民サービスへの影響を最小限に抑えるための配慮について伺います。
A 「安心・競争力・持続力」という3本柱を推進していく上で、財源不足が懸念される局面において、どのような分野に注力されるのでしょうか。市長の優先順位を明確にお示しください。
標題2:地域経済の活性化と戦略的な「稼ぐまちづくり」の展開について
都市の活力は、経済の循環と人の交流によって生み出されます。本市では「道の駅ゆとりえせとや」の開業や、水上地区の開発など、地域の風景を一変させる重要なプロジェクトが動き出しています。これらを一過性のハコモノ整備に終わらせるのではなく、本市の新たな「稼ぐ力」とし、次世代へ価値を繋いでいく戦略が不可欠です。また、関係人口の創出や新産業の育成は、本市の持続可能性を支える両輪です。こうした「攻めのまちづくり」の具体策についてお伺いいたします。
[1] 「道の駅ゆとりえせとや」を核とした地域再生と持続可能な運営について
@ 陶芸村構想の推進拠点である本施設が、中山間地域の経済にどのような波及効果をもたらすと予測されていますでしょうか。また、中山間エリア全体の価値の最大化に向けた、今後の陶芸村構想のソフト事業の展開について伺います。
A 若手アーティストの誘致や二地域居住の促進は、地域の多様性を高める好機です。具体的な選考基準や支援体制について、どのように考えているか、また、地域住民との間にポジティブな化学反応を生み出すための取組の計画についてお聞かせください。
B 道の駅の指定管理者である(株)せとや邑の持続可能な運営体制の構築に向けた支援等について、どのように取り組んでいくのか伺います。
C 「ふるさと住民登録制度」を単なる登録数に終わらせず、移住・定住や企業誘致といった「目に見える実利」に結びつけるための戦略的道筋を伺います。
D 交流人口・関係人口の増加を、単なる数字としてではなく、地域の活力としてどう定着させていくのでしょうか。成果指標(KPI)の設定と、持続可能な運営体制の構築について伺います。
[2] 水上地区開発のビジョンと地域との共生について
@ 水上地区の開発を、第6次総合計画後期計画においてどのような役割を担うエリアと定義し、市の将来都市像の中でどのような価値を付加していくおつもりでしょうか。
A 先般行われた地権者意向調査の結果をどう分析し、地権者や周辺住民の「声」を今後のグランドデザインへどのように反映させていくのか、丁寧な合意形成のプロセスについて伺います。
[3] 新産業創出と市内企業への波及について
@ 「藤枝HALEバレー構想」の加速のために新設される「新産業ビジネス創造室」の具体的な取り組みと、市内企業への波及策を伺います。
標題3:安全・安心な市民生活の堅持と「人」への投資について
激甚化する自然災害から市民の命を守り抜くことは、自治体の最大の責務です。同時に、テクノロジーが急速に進化する現代において、その恩恵を安全に享受し、自らの可能性を切り拓いていける「人」を育てることもまた、未来への重要な投資であります。ハードとソフトの両面から、市民が安心して暮らし、学べる環境をどう構築していくのか、以下の点を伺います。
[1] 防災体制の強化と地域医療の充実について
@ 新設される「水防対策室」が、豪雨災害等の有事において具体的にどう機能し、庁内の情報集約や初動体制をどう変えていくのか伺います。
A 土嚢ステーション設置の意義と、消防団員が迅速に利用できるための運用策を伺います。
B「藤枝みんなのクリニック」と訪問看護ステーションの一体運営による地域包括ケアの強化策と、全国的な課題である医師・看護師の確保に向けた本市独自の対策について伺います。
[2] 教育DXとAIリテラシーの育成について
「生成AIチャレンジ事業」を通じ、子どもたちがAIを正しく、かつ創造的に使いこなす力をどう養うのでしょうか。教員の研修体制や倫理ガイドラインの策定を含め、安全な学習環境の整備方針を伺います。